一昨日になりますが、黒部ダムに行ってきました( ・∀・)ノ。黒部ダムへ向かう道中、扇沢駅から写真のトロリーバスに乗りました。このトロリーバス、、、見た目も名前もバスですが、法令上は無軌条電車といって、軌条つまり線路は走らないけど、れっきとした電車の仲間です。
バスは青いライトで照らされた破砕帯を通過します。トンネル工事の建設当初は、順調に進んでいたトンネル工事ですが、この破砕帯に突き当たったことで、突如地盤が盛り上がり、鉄製の支柱が押し曲げられ、トンネルの先端が崩れ落ちます。更に摂氏3℃の水が、最大で毎秒660リットルの猛烈な勢いで噴出し、トンネル工事の最大の危機を迎えます。
しかし、ダムの建設には、トンネルは絶対に抜かなければいけないモノでした。一時は不可能と思われた工事を、作業員の方の必死の努力と当時の最新技術を惜しげもなく投入し、7か月にも及ぶ長期間の苦闘の末、80mに及ぶ破砕帯の突破に成功します。それが、この青いライトの区間です。
この写真は帰る時に撮影しましたが、黒部ダムへ向かう人たちです。左側にある大きな四角い物は暖房です。7月の下旬という時期ですが、駅構内は寒いので、この時は電源が入っていました。
このトンネルを抜けると黒部ダムになります。